コンビニとドラッグストアの専門的要素が交わった新しい店舗
コンビニ大手チェーンのファミリーマートは、ドラッグストアや調剤薬局を運営している薬ヒグチとコラボレーション。従来のコンビニエンスストアの利便性や商品力(中食・サービス)に加え、ドラッグストアの専門性や商品力(健康・介護)機能を融合させた「ファミリーマート+薬ヒグチ淡路町店」を、ドラッグストアとの一体型店舗第一号店として開店した。弁当や飲料の品揃えが豊富なコンビニに、ドラッグストアが得意とする医薬品や健康食品などのアイテムが加わる。少子高齢化により、コンビニやドラッグストアに求められる役割が拡大するなかで、両社は日常生活の支援を実現すべく、タッグを組んだ形だ。現在は20店舗展開。
その他にも、ファミリーマートは地域に根ざしたドラッグストアとコラボしており、薬ヒグチ以外にも、「ミヤモトドラッグ」や「コメヤ薬局」などと一体型店舗を開店。それらも含めると全国で約50店舗を展開している。店舗の看板には「ファミリーマート+薬ヒグチ」のように、双方の名前を出すことで、より地域の顧客に信頼と安心感を与えている。また、「ファミリーマート+日生薬局御成門店」では、「栄養ケアステーション」を店内に設置し、管理栄養士と栄養相談ができる。めざす所は、健康で安心な毎日の生活を支援するライフソリューションストアだ。
2014年以降、ファミリーマートは異業種提携出店を大きく展開し、3,000店舗を目標にコンビニ複合型店舗を出店する予定だ。とくに、「健康コンビニ」戦略のもとに、ヒグチ産業やメディカルシステムネットワークなどと複合店を出店するなど、医療・健康関連のニーズに対応し、他店舗との差別化を図っている。介護・健康相談や健康に重点を置いた弁当、宅配サービスといった機能も導入し、利用者の利便性向上が期待される。
参考URL
http://www.family.co.jp/company/nm/insideco/000260.html
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2016/20161031_01.html
● 基本軸:店舗軸
● 効果軸:話題化・拡大
● 企業名:ファミリーマート×薬ヒグチ
● 対象範囲:店舗
● 内容:新規業態
● 時期:2012年5月23日
● 告知・開催媒体:公式HP、Twitter